Shinyaddの未来予測研究所!!

これから起こる2045年問題に備え、未来の知識を妄想を交えながらお届けします

完全自動運転車が街を走るまでのロードマップ

結構信じてない人もいるけど自動運転車が着々と開発されている。今の感覚だと車が運転しなくても勝手に目的地に運んでくれるなんて夢のような話だ。しかし、アウディBMWなどといったアメリカの大手車メーカーや日本のトヨタなども社運をかけて自動運転車を開発している。畑違いのIT業界のトップランカーgoogleも開発に参戦している。

このような巨大な経済界の重鎮達が開発を進めているんだから、全てが白紙になるってことはほぼないだろう。

 

もうすでに自動運転はできている??

この自動運転車。どのメーカーもプロトタイプを発売はしていないものの発表している。ただプロトタイプといえどどのメーカーもほぼ完成していて、現段階でも平均的な人間より運転はうまい。

googleの自動運転車は許可を得た州で実験的に運転をしたところ、数万Km(正確な数字忘れた)走ったところ二回事故を起こしたが、一つは後ろから追突されたのともう一つは手動で人間が運転をしていた時にぶつけたらしい。つまり、自動運転機能で事故は起こしてないのだ。

 

日本での自動運転車の導入予定

さて、この自動運転。日本の国土交通省のロードマップではこのような形となる。

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加速、操舵、制御、言い換えるとアクセル、ハンドル、ブレーキをどこまで自動運転車にさせるかってことだ。これを見るとあれって思う方もいるかもしれない。そう、現在発売されている車にすでにこの機能は付いているのだ。

 

加速、操舵では現在では高速道路 のみだが前の車に自動追尾する機能を持つものがあるし、制御はアイサイトなどが有名だ。最近では軽自動車にもついてるってCMしてたのを見た。

 

2015年現在でレベル2まではすでにクリアしてるんです。次のレベルへの移行は2020年って言われてます。ではなぜレベル3とレベル4、自動運転システムと完全自動運転システムに分けているのでしょう。

 

なぜレベル3と4の違いは??

まずは責任問題ってのがあります。自動運転車が事故を起こした場合、誰が責任を負うのか。レベル3だとドライバーが負うことになります。緊急時のみ運転車が対応ってことなので、全てシステムが操作していても人が飛び出してきた時の急ブレーキはドライバーがしなくてはいけません。(もちろんシステムもブレーキを発動するでしょうが)運転はシステムの方が上手だけど、ここの事故の責任をメーカーが負うのはリスクが多すぎるのでこのようなレベルを設けています。

 

もう一つは倫理問題です。やむを得ない場合、右にハンドルを切れば老人の男性を轢き、左にハンドルを切れば若い女性を轢き殺してしまう場合に遭遇したとする。レベル3ならドライバーに責任があるので判断をドライバーに任せればいいが、完全自動運転になればメーカー側があらかじめどう対処するかを設定しておかなければならない。人の命は平等だが、決断しなければいけない時、どうするのか?正しい答えのない選択をメーカーが決めておかなければならないところが大きな問題みたいです。

 

今後の世の中への影響を考察する

おそらくレベル3までは難なく進むだろう。現在の法律でもレベル3までの車は公道を走れるそうだ。現にレベル2までの車はすでに走ってるんですしね。2020年までに発売されるレベル3の車は、目的地を指定すれば

そこへ向かって自動で運転してくれる。ハンドルを話すことはできないが、足はブレーキに置いておくだけでいい。

 

このシステムに多くの人が慣れれば、法改正で先ほどの倫理問題が明確、詳細に設定されレベル4が実現するかもしれない。そのためにはレベル3でいかに自動運転システムの制度が信頼を勝ち取るかが鍵になると思う。

 

自動運転にも人工知能が使われる

ちなみに、これらの運転の判断には今爆発的に進化を遂げている人工知能が使われている。運転の判断をするのは人工知能なのだ。センサー系も日々進化しているので多量な情報を取得でき、さらに無線通信によるインターネットへの接続で渋滞緩和などが期待される。

 

本当にすごいのは、自動運転による事故の個々の例をインターネットを通じて一つのコンピュータが記憶し、その事例を人工知能が解析して対処法などを考え個々の自動運転車に反映するといった壮大なシステムまで安易に予想できる。アフリカで自動運転車に乗っていたAさんの事故の事例から解析した対処法を僕が乗っている車が学び取るのだ。最終的には運転の達人が生まれるんじゃないかな。このシステムの覇権を牛耳りたいと自動車メーカー達は競って開発をしているのである。

 

 最後に。。。

これらのことは、夢物語ではなく10年経たないうちに起こるってことが一番すごい。何があるかわからないので白紙になるかもしれないってことも考えられるが、その可能性は限りなく低い。レベル4は難航しても、レベル3までは数年以内に達成できるだろう。今からとても楽しみだ!!