Shinyaddの未来予測研究所!!

これから起こる2045年問題に備え、未来の知識を妄想を交えながらお届けします

今話題の「ニューラルネットワーク・コンピュータ」を知っているか!?

とりあえずこのサイトを見ていただきたい。

 

www-06.ibm.com

 

IBMは今までのコンピューターのチップとは全く構造の違う「ニューロシナプティック・コンピューター・チップ」を開発、販売を始めた。これはニューラルネットワークと呼ばれる技術で人間の脳を参考に作られたチップ(コンピューターの頭脳)だ。

 

何がすごいのか?それは概念が理解できる

 

以前にも説明したかもしれないが改めて言うと、このチップを用いたコンピューターは概念が習得できる。googleが無作為のyoutubeの中から選出した画像をニューラルネットワークに見せたところ、「猫」というものを理解したらしい。どういうことかというと、そのgoogleで実験されたニューラルネットワークのコンピュータは無作為の画像の中から写っているものを分類分けしていく。そのとき、人のような形、犬、猫と分けていき(当然、この時「猫」とう言葉は知らない)

f:id:shinyadd:20150609133330p:plain

実際にコンピュータが認識した猫の画像。そのとき見せられた猫の平均的な顔なんだろう

 

↑のような概念を習得できた。今までのコンピュータなら「耳が尖っていて、目が正面にあって、丸く・・・」というように事細かにコンピュータに教えてやらないといけなかった。しかし、同じ猫の角度が変わった画像を見てもこれは違う物の判断してしまう。

ニューラルネットワークコンピュータは画像を見ただけでそれが何かを認識できる。あとはこの概念に「これは猫って名前だよ」とタグ付けしてやれば次からどの猫の画像を見ても猫と判断できる分けだ。

 

要は、一枚の写真を見てここに「人」「猫」「川」「木」が写ってるね。と自動的に理解でき他の写真を見ても同様に人、猫など割り出すことができる。

 

実はニューラルネットワークはもう既に実用段階になっている

 

この技術を聞いて、「猫がわかったからどうしたというのだ」と思った方も多くいるだろう。しかし、このアプリを使えば驚くはずだ。googleのアプリでgoogleフォトってのが最近出たのをご存知だろうか?

 

Googleフォト

Googleフォト

  • Google, Inc.
  • 写真/ビデオ
  • 無料

andoroidの方はこちら

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.photos

 

このアプリほんとすごくて、画像を無制限にアップロードできる。普通は数百GBが数百円/月かかったりするのだが、なんと無料だ。googleはみんなから画像をもらい自社のニューラルネットワークを賢くさせたい。一方僕らは写真データが端末に溜まりまくっているから他のところに移したい。両者の利害が一致しているのだ。

 

そしてこのアプリのすごいところは、大量に上げた画像から、キーワードを入れ検索すると写っている物をコンピュータが判断して、探し出してくれるのだ。もちろんいちいちタグ付けしていない。

f:id:shinyadd:20150609135711p:plain

僕のスマホスクリーンショット。「野菜」で検索した。

 

この技術は先ほど紹介したニューラルネットワークの賜物だ。同様のことが音声や映像でもできるようになるだろう。キーワードを入力するとその言葉を言っている音声データや映像を探してきてくれるようになるのは時間の問題だ。

 

最後に…

 

ニューラルネットワークはいわば直感。今までのコンピュータは理屈。両者が合わされば人間に大きく近づいたことになります。概念が取得できるのだからいずれ汎用型ロボット、ドラえもん鉄腕アトムのように日常で共に生活するロボットの誕生も夢ではなくなってきました。僕的には早く彼らに仕事を肩代わりしてもらいたいwこの技術月単位で進化してるので一年後いや、半年後の進化ですら目が離せない。

 

 

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)