孫正義さんが語る「これからのソフトバンクの30年」を見て「間違える」ってすごいことなんじゃね?って思った話
シンギュラリティの記事を調べている時にこんな動画を見つけた。
これは2010年の株主総会でこれからのソフトバンクを語った長編動画です。その過程で未来がどんな世界になるかを語っているのです。コンピュータは二進法、電気がつくかつかないかで考えてるが、人間の脳も仕組的には実は同じで脳内には電流が流れていて電流が流れるか流れないかで行動している。そのコンピュータの一つのチップが2018に人間の脳を超えるって話から、300年後のソフトバンクがどうなっているのかって感じに話は進んでいきます。
この動画、2時間もあるのでかなり気合を入れて見なきゃいけませんが、なかなか見ごたえがありました。その中で特に面白かったのが「ロボットが間違える」たりの件です。
ロボットが間違えるだって??どういうこと?
現在ロボットというかコンピュータはプログラミングされた範囲内でしか行動できません。我々人間は体のいろんなセンサーから情報を脳に取り込み、知識として蓄え、それを知恵として消化させ成長していきます。孫さん曰くこの現象はコンピュータにも可能だと言っていました。
さて、動画の中でトヨタかどっかの自動車メーカーの実験の話がありました。ある決まったコースを自立型のラジコンくらいの小型の車が走ります。その小型車は自分で計算し学習しながら最短距離を見つけ出しながら走行し続けるって構造です。実験を繰り返すと途中、計算を間違えてコースに追突してしまったそうです。その結果、ついたてが壊れ、コースが変わり普通に走るよりも、さらに最短距離を見つけ出すことに成功します。その経験をした小型車は、コースを修理して走らせても、同じようにわざとコースに追突して、コースを変形させ最短距離を走るようになったそうです。
間違えるって奇跡を起こす魔法なのかも
人類も同じような道を歩んできてますね。失敗作だったものが功をなしたみたいな。先ほど書きましたが僕たち動物を作ったものがいるとすれば、彼らは
「ある目的により効率的な方法を考える」
ってのを基本プログラムして、その上で
「何回かに一回は間違えるようにする」
っていう不確定要素を組み込んだのかもしれない。その不確定要素が正攻法で組み立てられていたものを壊しさらなる発展を得ることがある。僕たちはそうプログラムされているのだとすればすごく面白い。
これからのコンピュータは間違えることもできる
コンピュータは日々進化してます。孫さん曰く2018年にはチップ一つの集積回路の数が、人間の脳細胞の数を超えるそうです。世間的には2045年に完全に人間よりコンピュータの方が賢くなるそうです。(この二つの違いが僕にはわからないけどw)ただ、コンピュータが自分で考え、新たな法則や、道具を見つけ出す、作り出すようになった時、そのコンピュータには間違えることも基本プログラムとして組み込まれているのかも。その間違いが数パーセントの確率で革新を与え、技術は飛躍的に進化する。下位のコンピュータはあることを正確にこなし、上位のコンピュータは間違えるってなんか面白いですね。人間と、動物みたいな関係なのかな?
最後に・・・
まぁ間違えることは大切。失敗は成功のもとなんて一般的な言葉で締めくくりたくはないが、その不本意な形になりそうwただ、間違えた時に感傷的にならず、これはどういうことなのかと冷静に分析できる能力が重要だと思った。僕も明日から失敗しまくろう。まずは、怒られるのを怖がるのを克服しなければ・・・